現場調査に行って、間口や奥行きだけを測っても、その土地の形状はわかりません。現況を図面で再現するには他にも測るポイントがあります。今回は、土地の面積や形状に必要な測り方について説明します。
巻尺の使いみちは、もっとある
セミナービゲーターの久保木です。
相続税の申告を行う事務所なら必ず持っている現場調査のツールとして50m巻尺があります。
えっ、持っていない?なんてことはないですよね(汗)。
赤外線やレーザー距離計、ウォーキングメジャーがあるなら別ですが…
この巻尺の使い道ですが、現場に行って間口や奥行、最後に道路幅員を測るくらいに留まっていませんか?
このくらいの作業だと何年も使えるから買い替えもしないで済む。でも、それだと事務所のお飾りになってしまいます(笑)。
現地を測るポイント
巻尺は、しっかり調査すると、ときに数カ月で、ケースによっては数回で使えなくなる状態になります。
それはなぜか?
間口や奥行、道路幅員以外にも測るものがたくさんあるからです。
これを測らないと調査をしたとは言えません。
それはどこを測るのか?
土地の辺です。外周と言った方が分かりやすいですね。
下図のP1,P2,P3,P4(4辺) のP1からP4です。
この4辺を測ると土地の外周が分かります。
でも、これで終わりではないんですよ。まだまだ測るところがあります!
それは、対角線です!
P1とP3またはP2とP4のどちらでも構いませんので、対角線を測ることがとても重要です。
なぜ重要かといえば、対角線を測らないと土地の面積は出せないからです。
そして、次のステップでは、現地で測ったデータをもとに現況の作図(現況図を作成)を行います。
想定整形の図面の作成方法は「土地評価実務と現場実習」で詳しく解説しています。
以上、現場で間口、奥行、道路幅員以外に測るポイントについてご説明しました。
ご参考になれば、何よりです。
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