seminarvigator(セミナービゲーター)の久保木です。今回のテーマは、都市計画道路図面はコピーもダメ、撮影も不可、ではどうするか?です。
役所調査で忘れてはいけないもの
現地に行っても分からないことが多い減価要因の一つが都市計画道路予定地。
これを調べるには、まず役所の都市計画課に行き、都市計画図を見て対象地に計画線が入っているかを確認します。それと同時に容積率も確認する必要があります。
最近では、ホームページに都市計画図を掲載している自治体があったり、役所にあるタッチパネルで確認できるところもあります。
そして対象地に計画線が入っているのがわかったら、どのくらい計画線が対象地に含まれているかを都市計画道路予定図をみて面積を概測します。
この時のポイントとしては面積を特定するために都市計画図よりも大きい図面があるかを確認し、それをコピーすることです。
しかし、都市計画道路図面は、コピーを禁止している役所が多く、カメラでの撮影も不可。
このような状況では、どうすればいいか?
トレーシングペーパー(半透明の紙)で図面を写します。ぜひ、役所調査の時は、この紙を持参してください。
市街地農地に予定線が入ってたときの注意点
それから、例えば下図のような畑(市街地農地)に都市計画道路予定線が入っていることが判明しました。
宅地とは違って畑(市街地農地)ですから、造成費を計算し控除しますが、この控除できる面積は畑全体なのか、予定線より上の部分(面積)か、どちらでしょうか?
予定線より上の部分(面積)が答えです。
予定線より下の部分はすでに都市計画道路予定地の減価をしていますので、造成費も控除すると二重に引いてしまうからですね。
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以上、都市計画道路図面はコピーもダメ、撮影も不可、ではどうするか?についてご説明しました。
ご参考になれば、何よりです。
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