形状や使い勝手が良さそうな土地でも不整形地になる理由

形状や使い勝手が良さそうな土地でも不整形地になる理由

seminarvigator(セミナービゲーター)の久保木です。今回のテーマは、形状や使い勝手が良さそうな土地でも不整形地になる理由です。

接する道路との角度が大事

比較的、新しくできた街、区画整理した地区を除くほとんどの土地は、一見、真四角だったり、使い勝手が良さそうに見えても不整形地になる可能性が高くなります。

不整形地

上の図の土地も建物が普通で、車も停められて、庭もあるといった一般的には使い勝手の悪い土地には見えません。

ただ、評価通達では、想定整形は正面路線に対する垂線で全体を囲むと記載されているので、実際に囲ってみると下図のようにかなり陰地(かげち)がでます。

不整形地(陰地)

ですから土地が道路に対して直角でない限り、垂線を下したらどうなるのかという疑いを持って実務に取り組み、不整形地の減額につながるかどうかを常に確認する必要があります。

少しでも角度があると不整形地になるので、使い勝手が悪くない、形が悪くない土地に見えても、その判断はすべての宅地で行うようにしてください。

そのときに以下の奥行距離の判定を忘れないこと。

  1. 想定整形地の奥行距離
  2. 地積÷間口距離

※1と2のいずれか小さい方が奥行距離。

こうした不整形地を見落とさずに適正な評価が学べる動画&DVDセミナーはこちら。

「土地の適正評価がマスターできる実務手法」

以上、形状や使い勝手が良さそうな土地でも不整形地になる理由についてご説明しました。
ご参考になれば、何よりです。

 

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