seminarvigator(セミナービゲーター)の久保木です。今回のテーマは、土地の単価は面積が大きくなるほど上がる?下がる?です。
土地面積は大きくなるほど単価が下がる
土地は広いほうがビルやマンションが建てられ利用価値が高いと思いがちですが、それは日本全体から見ればごく一部の都心やエリアの話。
土地にある建物は圧倒的に戸建住宅が多いのは、あなたもご存知ですよね?
東京圏での一般的な戸建住宅の土地面積は100m2です。仮に1m2あたりの価格を30万円とします。100m2×30万円=3000万円。
では、600m2の土地があるとします。自宅として個人で600m2もの土地を買う人はごく稀。
すると買い手は不動産業者になり、購入後に細かく区割りして個人ユーザーに販売します。
道路を入れて全ての土地が接道できるように開発(整備)が必要になるので土地が30%ほど減額されます。
100m2の土地と比べて単価ではそれなりに安く買う必要が出てくるのは、業者にとっては仕入れになるからです。
300m2を超えたあたりから土地の取引をするのは業者であって一個人ではなくなります。
すると広い土地を区画わりするために道路を入れたり間口が狭かったりする理由で減額されていくのです。
簡単にいえば、これが土地面積が大きくなるほど価格(単価)が下がっていく仕組み。
相続税の土地評価でも面積の広い土地は減価要因があり、従来は「広大地補正」。今年からは「地積規模の大きな宅地」として改正されました。
では、なぜ「広大地補正」は「地積規模の大きな宅地」に変更されたのか?についてはこちらから↓
以上、土地の単価は面積が大きくなるほど上がる?下がる?についてご説明しました。
ご参考になれば、何よりです。
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