路線価評価の実務要点セミナー

相続税の基礎控除額が引き下げられ、土地を評価する機会が急増した今、最も重要なのが路線価地域における適正な評価の実務ではないでしょうか。王道のテーマですが「知ってる」「分かってる」など油断は禁物。繰り返し学び続けることが成長に繋がります。

土地評価の実務が今まで以上に重要!

相続メディアサービスの久保木啓之です。

 

相続税が改正され新しい基礎控除額になってから1年強になりますが、皆さんの案件数は、改正前と比べてどのように 変化しましたか?

私が十数人の税理士に伺ったところ(正確には集計してないとのことでしたが)肌感覚では1.3~1.4倍増との回答でした。その中には約2倍という方もいて、とても忙しそうでしたが顔は笑ってました。

予測値が1.5倍増(約4万人から約6万人に)ですから、近い数字が出ている現状です。

実際に申告納税者数が増えてるとなると、ますます重要になってくるのが相続財産の割合でトップの土地評価です。

地価が高い地域ほど該当者が増えるので、減価要因に気づかず補正等を見落せば、たちまち過大納税額は高くなりトラブルの原因になります。

土地を評価する機会が増えた時だからこそ、よく出てくる減価(増価)要因をチェックし、さらにレベルアップすることで土地評価に強い専門家をお客さまにアピールできるのではないでしょうか。

 

それでは、このセミナーの内容をご説明します。
※今回は路線価評価が中心です。

セミナーの内容

路線価評価と倍率評価

路線価方式による土地評価・・・特徴、標準画地と画地調整、路線価が付される道路など

倍率方式による土地評価・・・評価のポイント、注意点など

奥行価格補正率

奥行補正は全ての土地に対して確認する、評価ポイント、評価明細書で詳解、具体的評価事例

側方路線影響加算率

角地と順角地、角地か二方路で迷う土地、具体的評価事例

間口狭小・奥行長大補正率

間口狭小・奥行長大補正は、全ての土地に適用されるわけではない、評価ポイント、関連用語、評価明細書で詳解、具体的評価事例

不整形地補正率

評価ポイント、奥行距離の判定、補正率の適用、かげ地割合の計算、間口距離の取り方、具体的評価事例

無道路地

接道義務、評価ポイント、関連用語、評価明細書で詳解、具体的評価事例

セットバックを要する土地

セットバックとは、42条2項道路、一方後退、具体的評価事例

都市計画道路予定地

都市計画道路に気付くか否かが重要、都市計画道路予定地の調べ方、具体的評価事例

 

以上、このセミナーの内容を説明しました。

それでは、セミナーで得られるメリットを説明します。

土地評価の減価(増価)要因の判断方法が身に付きます

路線価評価する土地は、整形地ではなく何らかの不整形地が殆どです。対象地を評価するときは、必ず標準画地(同じ路線の整形地)と比較してください。

例えば、対象地は標準画地と比べて、

・奥行が長く不整形だからマイナスする要因がある
・角地で日照や通風がよく道路条件も良いからプラス要因が多い
・明らかに広いから個人では買えないだろう

このように、どんな違いがあるから増減するという感覚を身につけることができます。

それぞれ具体例を挙げて、さらに分かります!

対象地を評価するときに、

・この調査の目的は何か?
・評価の留意点はどこなのか?
・なぜ減価(増価)要因になるのか?など

ドンドン掘り下げることが実務では大事になり、その一つひとつの積み重ねが適正評価に繋がります。項目ごとに事例を挙げ図面や資料を使用し具体的に解説していきます。

頻繁に出てくる減価(増価)要因なので、すぐ活用できます!

上半期(4月~9月)と下半期(10月~3月)に分けると相続の発生割合は下半期の方が高い傾向にあります。

しかも改正後で対象者が増えているわけですから、このセミナーで得たスキルはすぐに活用でき、依頼者からも感謝されるでしょう。

もし現状の認識や感覚が間違っていたとすれば、それに気づく良いチャンスでもあります。一番怖いのは、いつまでも気づかないことです。

 

以上、このセミナーで得られるメリットを説明しました。

それでは次に講師を紹介します。

講師

税理士・不動産鑑定士 佐藤 健一

佐藤 健一(税理士・不動産鑑定士)

1998年税理士登録、2002年不動産鑑定士登録。相続財産で大きな比率を占める「不動産の評価」に強い。
税理士と不動産鑑定士という2つの分野の専門知識を駆使し、通達などの画一的な評価に依存することなく、独自の価格形成理論を持つ。
主な著書に『土地の税務評価と鑑定評価』(共著)『特殊な土地の財産評価』(共著)のほか、土地評価をテーマにした講演多数。

以上

 

 

参加費とお申込み

タイトル:

土地評価7つの重要テーマを解説!路線価評価の実務要点

日時:

2016年2月26日(金)13:30~16:30(開場)13:10~

会場:

ワン・デイ・オフィス・トーキョー4階
東京都渋谷区代々木1-38-7川本ビル4階

最寄駅:

JR代々木駅 西口下車 徒歩30秒
都営大江戸線 代々木駅 A1出口より徒歩30秒

定員:

20名 ※事前申込予約制

参加費:

一般12,960円(税込)、※会員6,480円(税込)※相続MS会員

お支払方法:

paypal決済、銀行振込

お申込み後、2月24日までに振込または決済してください。

銀行振込みの手数料は、御社負担になりますので、paypal決済をお奨めします。

お申込方法:

  • 下記ボタンをクリックいただくと、お申込みフォームに移ります。
  • お申込み後、paypal決済を選択の方は、お支払いの案内画面に移ります(それ以外の方は次↓に進みます)。
  • お申込み後、内容確認のメールも自動送信されます。お支払い方法は、そのメールにも書かれています。
  • お支払いの確認後、入金確認のメールを送信しますので、当日会場までお越しください。
  • ※キャンセルにつきましては、2016年2月24日(水)までの申し出にはキャンセル料は発生しません(振込済の場合は全額返金・振込手数料は差引)。それ以外は全額発生しますので、予めご了承ください。

※会員になるには、相続MSメンバーズクラブへの入会(入会金+年会費=23,760円 税込)が必要です。  

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